株式市場 stock exchange 2005 9 21

 一般の人は、株式市場におけるリスクとは、
原油高に、米国株式市場の下落を連想するでしょう。
 しかし、現実は、株式市場におけるリスクとは、
システムトラブルになってしまったのです。
 相次ぐ、ネット証券のシステムトラブル。
それが終わったら、今度は、証券取引所のシステムトラブル。
 システムトラブルが、
「ネット証券→証券取引所→ネット証券→証券取引所」と、
循環して起きています。
 こうした問題の根本は、
証券取引所もネット証券も、システム増強が追いつかないのに、
顧客(投資家)獲得合戦に夢中になったことです。
 「民間にできることは、民間に」と言いますが、
これでは、ある程度、官主導が必要と思えてきます。
 この有様では、民間には、自分たちで、
自分たちの問題を解決できないと見られても、不思議ではありません。
 しかし、規制緩和は、時代の流れでしょうから、
規制緩和はするけれど、監督行政は強化するという方針で行くべきです。
 それにしても、儲かれば、そして、法律に違反しなければ、
何をやってもいいという風潮が、社会に蔓延しています。
 しかも、そういう会社に限って、社会的に注目を集めているから、
どうにもならないのです。

システムトラブル発生 2005 9 20

以下のシステムトラブルは、ジャスダック証券取引所で発生したものと判明しました。

 本日(9月20日)午前中、ジャスダックの銘柄で、
システムトラブルが発生しました。
 こうしたシステムトラブルの話を聞いて、
いつも伝聞証拠ではダメだと思い、
私も、実際に、確かめました。
 具体的には、指値を訂正しても、
長らく「訂正中」と表示されたり、
指値を取り消したのに、
長時間、「取り消し中」という表示になりました。
 しばらくして、「訂正済み」となっても、
その間に、株価は、大きく動いてしまい、
「損切り」も「利益確定」もできない状態となりました。
 そこで、再度、損切りをしようとして、指値を訂正しても、
また、しばらくの間、「訂正中」となってしまいました。
 これでは、値動きの激しいジャスダック銘柄では、
大きな損失が、個人投資家に発生したと思います。
 このトラブルの原因が、証券取引所なのか、
証券会社なのか、現在のところ、わかりません。
 それにしても、あまりに多いシステムトラブルに、あ然とします。
証券取引所も証券会社も、投資家の犠牲の上に成り立つ商売なのか。
(注)
こうした実証をした銘柄は、本日午前中の出来高300千株から600千株の中堅銘柄です。
売買単位1000株の銘柄です。

































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